誤嚥性肺炎とは
2024.03.01
こんにちは!藤井寺市の古橋歯科診療所です。
2023年の日本人の死因ランキングを知っていらっしゃいますか?
- 1位:悪性新生物(24.6%)がんのこと
- 2位:心疾患(14.8%)
- 3位:老衰(11.4%)
- 4位:脳血管疾患(6.8%)
- 5位:肺炎(4.7%)
- 6位:誤嚥性肺炎(3.6%)
- 7位:不慮の事故(2.8%)
- 8位:腎不全(2.0%)
- 9位:アルツハイマー病(1.6%)
- 9位:血管性及び詳細不明の認知症(1.6%)
- その他(26.1%)
となっております。
第6位の誤嚥性肺炎は、歯科医療で予防できる場合があります。
誤嚥性肺炎とは、食物や唾液とともに口の中の細菌が気管に入ることで生じる肺炎です。
嚥下(えんげ)(飲み込む)機能が低下することが要因の一つです。
食べるために必要な口の機能が低下していくことを「オーラルフレイル」といいます。
オーラルフレイルは、早めに気づき適切な対応をしていくことで改善させることができます。滑舌の低下や食べこぼし、噛めない食品が増えたり、口の中が乾燥しやすいと感じるようになったらオーラルフレイルの可能性があります。
また、歯周病や虫歯を放置したり、義歯が合わずそのままにしていることもオーラルフレイルに大きく関連します。早めに歯科受診をして歯や口の健康状態を診ることも重要です。
そして、毎日口の中を清潔にしておくことも誤嚥性肺炎を予防するためにはとても大事です。
歯科医院以外での予防に舌の体操があります👅。
舌の体操(3回ずつ)
①口を大きく開ける。大きく「あー」
②舌をできるだけ長く出す。前へ「べーっ」
③次に上唇をなめる。
④さらに口の両端をなめる。
⑤最後に唇を閉じ、舌で上下の歯列の外側をなぞりながらなめる。
⑥唾液が出てきたら、意識して飲み込む
この舌の体操は日頃から繰り返し体操を行うことが大切になります。
また、歯磨きをして口の中をキレイにしておくことも誤嚥性肺炎の予防に効果的です。
古橋歯科でも、誤嚥性肺炎やオーラルフレイル予防への歯科治療を行なっております。
飲み込む力を鍛えて肺炎を予防しながら、いつまでも元気においしく食べられるようサポートしていきます。
参考:咬むのが一番 日本顎咬合学会より